米国特許商標庁(USPTO)に仮想通貨「SETLcoin」の採用を申請中の米ゴールドマン・サックス。テクノロジー分野への投資額は今年だけで27億ドルから32億ドル(約3278億5155万円から3885億6480万円)にのぼると予想されている。
■9000人の技術者を動員 次々と革命的プロジェクトに着手
ゴールドマンは金融業界の中でいち早くテクノロジーの導入に興味を示し、これまで9000人の技術者を動員して、取引プラットフォーム「GSessions」、クラウドベース・メッセージサービス「Symphony」など、数々のイノベーション・プロジェクトに取り組んできた。
クレディ・スイスの調査によると、ゴールドマンの今年のテクノロジーへの投資額は、収益の7%から9%に相当すると見られており、その規模の大きさでライバル達を大きく切り離している。モルガン・スタンレーは3%、バンク・オブ・アメリカは4%(各30億ドル/約3642億7950万円)と予想されている。
また2014年には取締役に昇進できる技術者の確立は16分の1だったが、今年になって6分の1まで上昇--と、ここでもゴールドマン内部に大きな「テクノロジー改革の風」が拭きぬけている。
ZUU online 2015年12月13日(日)6時10分配信